夏休みになると感想文用にと本を捜しにいらっしゃる親子ずれも少なくありません。感想文の宿題は厄介ですよね。出来ることならこの機会に本の楽しみに出会っていただければと一緒に本を捜します。Rくんは近くの小学校の一年生です。毎月本を定期的に選んでい…
「エーミルはいたずらっ子」 リンドグレーン作 岩波少年文庫 エーミルはかわいいけれどやんちゃな男の子。スープ鉢に頭を突っ込んで抜けなくなったり、妹のイーダを旗のかわりに柱に宙ぶらりんにしたり、穏やかでのんきな村でとんでもないことを次々とおこし…
「たんじょうびのおくりもの」 ムナーリ作 フレーベル 世界的に有名なデザイナー、ムナーリの絵本。 息子への誕生日祝いを抱え家路を急ぐマルコ。あと10キ ロのところでトラックが故障、トラックから車をとり出し、車からオートバイ。オートバイから自転車へ…
しずくのぼうけん「福音館」 おひさまが輝く青い空をバックに緑の草原で赤い花を手に、にっこりほほえんでいるまっ白なしずくの絵の表紙、その明るくて楽しそうなしずくのようすが、いかにもたのしげでひきつけられるのでしょうか。店に入ってすぐにこの本を…
「雨・あめ」スピア作 評論社 雨の日、レンコートに長靴かさをさして外に飛び出した子どもたちが描かれています。字のない絵本なのですが、雨の中で感じたことがあるたのしい気持ちを想いだします。水たまりにはいり、流れる水のをみて…。雨に光るクモの巣、…
日本昔話百選ー三省堂のなかから「なら梨とり」という話を読みました。「病気のおっかあの為に三人の兄弟が順々に奥山にうまいなら梨を取りに行くという話」です。 子どもたちは昔話がすきです。昔話の何が子どもたちを惹きつけるのでしょう。主人公は休まず…
昨日、とても特別な存在である作家、「モーリス・センダック」が亡くなりました。 子どもの本やお便り・・・・・・・・・・(YT) モーリス・センダックの数々の作品のなかで一番知られているのは「かんじゅうたちのいるところ」でしょうか。その他にも「ま…
雨があがりました。風がみどりに香るころになると思い浮かぶのがアリソン・アトリーの「チムラビットのぼうけん」です。子どもたちがたくさん絵本を読んでいよいよ「物語」をいう頃にお勧めしています。自分で本を読むようになったころに丁度良いかとおもい…
「子どもの本やのお便り」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・より バーニンガムのちいさなえほん 〈冨山房)小さな子どもの手に丁度よい15×15㎝くらいのちいさな絵本のシリーズ「ゆき」「もうふ」「がっこう」「いぬ」「とだな」「ともだち」「…
空が明るく晴れ渡り、盛りを少し過ぎた桜に新しい葉がでてきています。その柔らかい緑色と空のあおいろのコントラストはまさに絶妙です。そして風に吹かれ桜の花がいっきにちるときの美しさと言ったらありません。なにがあっても季節の美しさひたることにな…
「くんちゃんのはじめてのがっこう」ペンギン社 卒業、卒園の季節になりましたね。この季節になると良く読むのかドロシー・マリノの「くんちゃんのはじめてのがっこう」です。くんちゃんが学校に入った日のお話しです。だれでもいだく一年生になるわくわくと…
震災から一年ですね。負けない東北の方々を誇りに思う気持ち、そして頼もしい若者や子どもたちを見るにつけうれしいきもちがあふれますが、一方もどかしい気持ちをもてあまし、また私的には津波でなくなった友の若い日の輝いた笑顔が思い出したりしてまたこ…
「かしこいビル」を初めて手にした時、お話しの温かさと絵の美しさにうれしくなったことを記憶しています。メリーは、おばさんのところにお泊りにいくことになりまた。ふえやブラシはわすれずトランクにつめるのですが一番大切な「かしこいビル」をいれわす…
今度一年生になるKちゃんはめがねが似合う愛らしいお嬢さんです。小さい頃から絵本を何冊も何冊もよんでいるような方でした。月一回のお送りのコースに申し込んでおいでですが、お近くなので毎月とりにいらっしゃいます。今春から小学校なので、来月は「エル…
子どもの本やお便りより・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「雪やこんこん ポコポン あられやこんこん ポコポン つめたいこの足 ポコポン ゆきのふりつもる ポコポン だれがしろ ポコポン」 おなじみのクマのプー…
今日は、とても寒くって雨もふっていましたのに小さなお客さんが見えました。初めていらしたTくんはもうすぐ二歳です。おかあさまも本が好きのようで、ちいさなTくんもすぐに「ゆきのひのうさこちゃん」を手にとりました。そして「よむぅ」と。おかあさまが…
子どもの本やのお便りより・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 冬の青空 なんとなく手をあげた。 ゆびさきの 空の青さ。 「アルス児童文学児童自由詩集より」 「うさこちゃんのたんじょうび」福音館 ブルーナ作 石井…
今年最初にポーランド系ユダヤ人アイザック・B・シンガーの作品をご紹介します。シンガーは、祖国ポーランドのワルシャワのこと、そこで暮らしていた人々のこと.もうこの世にいないけれどシンガーの心に生き続けている人々、その人たちの知恵、奇妙な考え方…
「ポインセチアはまほうのはな」 光村図書 12月になると街の花屋の店先にはポインセチアがたくさんならびます。ポインセチアがクリスマスの花としてかざられるようになったききかけとなったメキシコのお話があります。 クリスマスを心待ちにする少女ファニー…
「コウモリのルーファスくん」BL出版 トミー・ウンゲラー 今年出たウンゲラーの新しい絵本 コウモリのルーファスはじぶんの黒いなりにうんざりしています。あるときだれかのえのぐばこをみつけ じぶんをきれいにぬりかえることにします。フランス出身のトミー…
子どもの本や10月のお便りより ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「Eating The Alhabet」は果物と野菜が満載のたのしいアルファベットの絵本です。「A」のぺージのアップルやアスパラガスからおしまいの「Z」の…
「もりのなか」は、とても好きな絵本の一冊です。「ぼく」は、かみのぼうしをかぶり、あたらしいラッパをもってもりへさんぽにでかけます。もりで「ぼく」は、どうぶつにであいます。ライオンもぞうもくまも「ぼく」の散歩についてきます。「ぎょうれつだ。ぎょ…
このつたないブログをみて赤ちゃんを連れたお父さまとお母さまが来店なさり、月に一度の定期購読にも申し込んでくださいました。本を間に新しいお付き合いが始まるのはとてもうれしことです。 また今日は久しぶりにSクンのお母さまが見えました。お子さんが…
台風が過ぎ去り、庭いっぱいに木の葉と折れた枝がちらばっていました。嵐があると手に取る「絵本」あります。今年ひさしぶりに復刊したロバート・マックロスキーの「すばらしいとき」(福音館)です。 アメリカのメイン州の島で、春から夏の終わりまでの季節…
涼しくなってくると若いお母さまが、バギーにのせた小さな赤ちゃんを連れて初めてお子さんに読む絵本をさがしにいらっしゃいます。いろいろお話しうかがいながら初めての一冊を一緒に選びます。ブルーナの子どもがはじめてであう絵本「いたずらこねこ」「ち…
涼しくなったくると本を読みたくなります。最近、友人の感想をきいてすぐに読みはじめ暫く手ばなすことができなくなった一冊です。子どもの美術鑑賞について詳しい上野行一氏の本です。絵画を前にした子どもたちの素直な反応や感想、大学の授業での大学生達…
8月5日から阿佐ヶ谷の七夕が始まります。阿佐ヶ谷にお越しのおりは「子どもの本や」にも来て下さいね。子どもの「本や絵本」選びのお手伝いもいたします。なんでもご相談ください。 子どもの本や 夏のお便り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…
久しぶりにMちゃんがきてくれました。中二の彼女とは十年近いお付き合いです。小さい頃は絵本も好きだけどお手伝いの好きなMちゃんは、手を真っ黒にして消しゴムはんこおしを手伝ってくれました。小三になったあるとき彼女はどんどん長いお話も読むように…
雨にぬれた紫陽花が輝いています。この時期いちばんうれしいのは庭に一斉にねじり花が咲き始めることです。雑草取りもひかえてねじりばなをまちます。皆さまお変わりありませんか。私たちは当時者ではないのに、この度の一連の悲しい出来事そしてさきのみえ…
Sちゃんはお気に入りのバーニンガムの絵本「いぬ」をさがしています。 営業時間の変更。都合により11時より17時までになりました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・子どもの本や 4月のお便りより・・・・・・・・・・・ あの地震から一カ月がす…