子どもの本や 阿佐ヶ谷日記  2

東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-47-7 03-3314-3455「子どもの本や」では、子どもが心から楽しめる選り抜きの本ばかりを揃えています。

2010-01-01から1年間の記事一覧

岩波少年文庫

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・子どもの本や 11月のお便りより・・・・・・・・(YT)「岩波少年文庫」の創刊60年のリクエスト復刊として長年しな品切れになっていた本が復刊されました。その中から6冊のなつかしい本が、店の本棚にあらたに並…

子どもの本や

私どもはちいさな児童書店ですが、選りすぐりの絵本子どもの本だけをとり揃えています。お子さんとご一緒にゆっくり手にとって本を選んでください。店にいるおばさんが絵本や読み物を選ぶ手伝いもしています。本をあいだに、お母さまや子どもの本が好きな方…

「魔法使いのチョコレートケーキ」マーガレット・マーヒー 福音館

庭の銀杏や楓の葉が色づいてきました。 この季節は、秋空に映える紅や黄の葉を見上げるたび自然の織りなす色彩の美しさに圧倒されます。秋が深くなってくると手に取りたくなる本が「魔法使いのチョコレートケーキ」マーガレット・マーヒーのお話集です。収め…

ジャズストリート

10月末、阿佐ヶ谷はジャズストリートでにぎわいました。土曜にはたくさんの方々が街のあちこちでもようされるジャズのイベントに参加しました。本屋もいつもより立ち寄ってくださった方が多かったようです。 最近お子さんが一人で本屋にきて本を選んで買って…

「ひとまねこざる」岩波書店

皆、大好きな「ひとまねこざる」H.A.レイの魅力についてあらためて書くことはないかもしれませんが、子どもたちと本を読んでいて人気があり何冊も読むことがあります。また「ひとまねこざる」は、子どものころたのしんだ記憶のある作品です。そのころは岩波…

秋空

]今日の夕方の空のうろこ雲です。いよいよ読書の秋ですね。仲間のお孫さんのSちゃんは、もうすぐ一歳の活発な女の子です。小さな小さなタンスから自分の靴下をいれたりだしたり、音楽にあわせておしりをふったり可愛い盛りです。小さな本であそぶのも楽しみ…

「ガンピーさんのふなあそび」 バーニンガム  

先日、お父さんとお母さんとT君が、「ひと月に一度お届け」の本を受けとりに来店されました。 T君は二才半の男の子です。そこで最近のお気に入りの本を伺ったところ 「ガンピーさんを繰り返し読みました」とのこと。 『ガンピーさんのふなあそび』は、ガン…

ファージョン

夏も盛り、遠出の予定のない私はオルセー美術展に行きました。オルセー美術館はY子ちゃんのおすすめです。パリを訪れた時に、以前駅だったところにつくられたオルセーが一番のお気に入りの場所だったと話してくれたことがあります。予想通りにこみあっていま…

「指輪物語」トールキン   

阿佐ヶ谷の七夕祭りももうすぐ。近くや駐車場では、張り子の人形を大人も子供も混ざって作っています。商店街のお祭りではありますが、開催中は大変なにぎわいなります。薬屋や和菓子屋やかまぼこ屋などの店主、若旦那などなじみの顔がクレーンのようなもの…

夏休みにおすすめの本 小学生の方に

子どもの本やの7月のお便り・・・・・【1・2年生から】「ようせいのゆりがご」 ルース・エインズワース 岩波書店 妖精や小人などが登場する不思議で、かわいらしい小さなお話が七つ入って いるファンタジーの短編集です。 「岩波おはなしの本のシリーズ」 …

モビール

店には、バギーにのった赤ちゃんもよくこられます。あかちゃんは風でゆらゆらとうごくモビールガ大好き。たのしそうに見上げています。おばさんもモビールが大好きなのです。そして季節に合わせていくつかのモビールを用意して時々取り変えるのもたのしみで…

阿佐ヶ谷と猫 まこ・・・・?

夕方店を閉めての帰り道、まこ(不思議顔のねこでご存じの方もおられることでしょうが)によく似たねこさんにでくわしました。この暑いのに涼やかな様子でお散歩中でした。猫のことを題材にした絵本はたくさんありますのでご紹介しますね。。 「ねこのオーラ…

阿佐ヶ谷の七夕まつり

8月5日から、阿佐ヶ谷の「七夕まつり」がはじまります。阿佐ヶ谷にお越しの節は是非子どもの本やにもきてくださいね。

床下の小人たち

「床下の小人たち」のシリーズをお好きな方は少なくないかと思いますが 私も十代にはじめて出会って以来大切に思っている物語の一つです。英国 のメアリー・ノートンの作品です。 古い民家の床下に暮らす、鉛筆程の背丈もない小人の一家娘のアリエッティと両…

子どもの本や 2010 夏休みにおすすめ絵本 夏休みにおすすめの絵本 子どもの本や 7月のお便りより ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちいさなふるいじどうしゃ マリー・ホール・エッツ作 冨山房 長…

ブルーナの子どもがはじめてであう絵絵本「うさこちゃん」のシリーズ

月に一度2冊づつ本を選んでお届けするコースのことは以前にも書きましたが、長く本をとり続けてくださってる方も少なくありません。小さい頃からのお付き合いの九州のYクンは、中学で寮生活になり以後そちらにお送りしていました。ついに高3になり現在は、…

「ちいさなちいさなえほんばこ」 センダック作 冨山房

子どもの本や6月のお便りより ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お医者さんの待合室でのこと、隣の席にいた小学1年生くらいの女の子がお母さんに`本が読みたい`と言っているのを聞き ‘あらどんな…

「雨, あめ」ピーター・スピア

「雨、あめ」(評論社) そろそろ雨の多い季節になってきたのでしょうか。大人にとっては「また雨ね」となりますが・・子どもは雨もすき。長靴やみずたまり、雨音にわくわくしたことありませんか。「雨、あめ」は、字のない絵本です。スピアの明るく伸びやか…

「ふしぎの国のアリス」ルイス・キャロルと 「アリス イン ワンダーランド」

映画「アリス イン ワンダーランド」を、近所のY子さんがみてきて「案外おもしろかったよ」とのことでした。映画好きのY子さんは、本も大好きで小学生の頃は「ふしぎの国のアリス」(岩波少年文庫 田中俊夫訳)を繰りかえし読んでいました。 映画は、すこし…

絵本「きみのせかいはなんのいろ?」 ボブ・ジル 

「きみのせかいはなんのいろ?」 ボブ・ジル 今頃の季節は、木々も空も花も自然の織りなす色は輝いているようにみえます。ボブ・ジルの絵本「きみのせかいはなんのいろ」は、せかいはどんないろ・・? といろいろな人に聞いていきます。庭師の答えはみどり、…

ルーシー・リー と 「バーナード・リーチの日本旅日記」

「阿佐ヶ谷」から、新宿方面の電車にのり「東中野」で大江戸線に乗り換えるとそのまま「六本木」に行くことができます。六本木界隈には、おおきな美術館がいくつもあります。なかでも一番の気に入りは、乃木坂の国立新美術館です。まずは外観に圧倒されるの…

絵本「もりのなか」 マリー・ホール・エッツ 

3歳くらいのお子さんが繰り返し楽しむ本の中には、マリー・ホール・エッツの作品が あります。 「もりのなか」もそのひとつです。 「ぼく」は、かみの帽子をかぶってあたらしいらっぱをもってもりにさんぽにでかけます。 らいおんやぞうやくまやかんがるー・…

「たのしい川ベ」 ケネス・グレアム 

「 子どもの本や 4月のお便り」より ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 陽気な春の陽に誘われ、なにもかもうっちゃってウキウキとどこかに出かけたくなってしまうことがありませんか。そんな気…

「ベラスケスの十字の謎」 徳間書店

日曜美術館という番組は、休みの朝のささやかな楽しみです。先日の、宮廷画家「ベラスケス」の「ラス・メニーナス」(侍女たち)という絵についての解説はとても興味深いものでした。この絵には、スペインのマルガリー王女やその侍女、王と王妃、画家ベラス…

「どうながのプレツェル」

桜のころです。晴れわたった青空に、桜と新緑の葉の緑が映えてみごとです。美しい季節になりました。ダックスフントという足の短い犬を二匹飼っているご近所のDちゃんが、この春に大学生になりました。この種類の犬を最近は街でよく見かけます。多分気質が…

「海べのあさ」 マックロスキー作

「海べのあさ」 お天気に恵まれた日に運動不足な私と犬は、お台場の海浜公園に散歩にでかけました。もとは人口の浜なのですが、海かぜやひらけた景色は心地よく散歩には適しています。 浜辺で磯遊びをしている子供たち、のんきに日光浴している人と犬、ウサ…

三月

店にいて楽しいのは、わざわざ電車にのって「子どもの本や」に来てくださる方 とお話をする時です。 今日は、ご自宅で文庫をしていらっしゃるNさんと久しぶりお会いしました。Nさん は、ご自宅のお隣の中学生のお子さんへの贈り物をかいにいらっしゃったの…

三びきのやぎのがらがらどん 福音館

「子どもの本や」での楽しみは、月に一回定期的に本を送っているあちこちの地域の方から お支払いのときに頂く(振込み用紙の通信欄)お便りを読むことです。コースといっても毎月 それぞれの方に、本をお選びしてお送りしているのでお子さんの様子やおかあ…

「海の島」 アニカ・トール作  新宿書房

小さい頃から絵本の大好きだったご近所のY子さんが今夢中で読んでいる本があります。アニカ・トールの「海の島」のシリーズです。 第二次大戦中にナチスの支配下のウイーンからユダヤ人のステフィとネッリという姉妹がスエーデンの小島にひきとられてくらす…

小さなお客様

店にいて、いちばん楽しいのは小さなお客さまがお話するときです。先日も、若いお父さまとまだ三歳にならないお嬢さんがみえました。お父様は本がお好きなようでいつもゆっくりと絵本を読んでいかれます。 その間瞳がくりっとして可愛いお嬢さんもおとなしく…