「阿佐ヶ谷」から、新宿方面の電車にのり「東中野」で大江戸線に乗り換えるとそのまま「六本木」に行くことができます。六本木界隈には、おおきな美術館がいくつもあります。なかでも一番の気に入りは、乃木坂の国立新美術館です。まずは外観に圧倒されるのですが、中に入りますとまた居心地の良い天井のたかいロビーでゆったりと過ごすことができます。
現在「ルーシー・リー展」をみることができます。ウイーン出身で英国で陶芸の創作を続けたルーシー・リーの作品が、初期のウイーンの時代のもの、英国でバーナード・リーチの影響を受けた時期のもの、そしてその後のルーシー・リーらしい清楚で、美しい色合いの数々の作品を堪能することができます。
バーナード・リーチは、日本に縁の深い陶芸家です。日本を再訪した際に記された
「バーナード・リーチの日本旅日記」は、柳宗悦が訳しており浜田庄司、 志賀直哉、
棟方志向だけでなくリーチとであった日本の人々との交流が挿絵も添えて日記に記さ
れており リーチの目を通して知る当時の日本と日本人の良さにふれることができます。
（講談社芸術文庫） 
