子どもの本や 阿佐ヶ谷日記  2

東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-47-7 03-3314-3455「子どもの本や」では、子どもが心から楽しめる選り抜きの本ばかりを揃えています。

四月


 Sちゃんはお気に入りのバーニンガムの絵本「いぬ」をさがしています。
 営業時間の変更。都合により11時より17時までになりました。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・子どもの本や 4月のお便りより・・・・・・・・・・・
あの地震から一カ月がすぎました。
被災された方々の悲しみや苦しみは私たちの想像をはるかに越えたものだと思いますのに、そんな中で穏やかな表情で他者を思いやったり協力しあったりまた救援の物資や励ましのことばに手を合わせて感謝している人の姿をテレビで見ました。避難所でも中学生や高校生の若い人たちがあれやこれやとかいがいしく仕事をしている様子も頼もしく美しい姿でした。言い難い苦難の中でのそうした人々の姿に、むしろ無事に暮らしている私たちの方が勇気づけられ、胸があつくなりました。
みなさまからのお便り(本を月一回お届けしている方からのもの)には、被災している方々をおもい、案じられる気持ちのこもった言葉がたくさん寄せられました。日本中に、気持ちを共有できる方たちがおおぜいいらっしゃることにも励まされますね。また、思いもよらなかったのですが、あの不安な時をお子さまとともに絵本を読むことで気持ちが落ち着いて癒されましたというお便りをほんとうにたくさんの方々からいただきました。「こんな時に本が届いてとても嬉しかった」という方々も何人もいらして「本どころではないかもしれない」と心配していた私たちですが、みなさまからのおたよりを心から嬉しく読ませていただきました。
ほんとうになにもかも失った方々が、再び立ち上がって生きていこうとしている時に普通に日常をおくれる私たちが縮こまっていてはいけませんね。前よりもっと元気に前をむいて仕事をしなくていけないと思います。そして私たちみんなが、これからも被災されたかたがたに心を寄せ続けていくことができますようにとおもいます。        (YT)
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