子どもの本やのお便りより・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
冬の青空
なんとなく手をあげた。
ゆびさきの
空の青さ。 「アルス児童文学児童自由詩集より」
「うさこちゃんのたんじょうび」福音館 ブルーナ作 石井桃子訳
うさこちゃんのたんじょうびの一日を描いた絵本です。お気に入りの服をきて、プレゼントをもらって お友だちがきてくれて、たっぷり遊んで夜にはおじいちゃんとおばあちゃんもきてくれて・・。うさこちゃんはキャラクター商品などでもたくさんでていて知らない人がいないくらいですね。単純明快ではっきりと美しい色彩の絵と簡潔なリズミカルな文章で子どもの気持ちとこの動きをそのまま語っているうさこちゃんの絵本のシリーズは、ごく幼い子どもから幼稚園小学生になってからも長く楽しまれています。
うさこちゃんの顔はどのページでも正面をむいていていつも同じようなのに、不思議なことにうさこちゃんのその時の気持ちが表情からちゃんと伝わってきます。この「うさこちゃんのたんじょうび」も、たんじょうびを迎えるうさこちゃんのあらたまった気持ちや喜びそしてプレゼントにもらったくまさんをだいてベットにはいる時の満足感など幼い子どもそのままです。うさこちゃんのシリーズはたくさん出ていますが、以前からある石井桃子さんの美しい訳文のものをおすすめします。(YT)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・