子どもの本や 11月のお便り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二・三歳からたっぷり絵本を楽しんで来た子どもたちが、そろそろお話しの本に手を伸ばす時期に親しみやすい本があると良いのにとおもっていたところぴったりの楽しい本のシリーズが最近、続けて出版されました。ご紹介します。「テディ・ロビンソンのたんじょうび」「ゆうかんなテディ・ロビンソン」「テディロビンソンとサンタクロース」ぬいぐるみのくまのテディ・ロビンソンが主人公のお話のシリーズです。三冊とも6編づつお話しが入っています。どの本も「テディ・ロビンソンは、大きくて、だきここちのいい、ひとなつっこいくまのぬいぐるみです。デボラという女の子のもので、毛はうす茶色、それに目もやさしい茶色をしていました」という文章から始まります。....ぬいぐるみのテディ ロビンソンはおしゃべりはできますがじぶんであるくことはできません。でもちっとも不自由ではありません。デボラがいつもおふとんにいれてくれたり、窓辺にすわらせてくれたり、草はらに寝ころがせてくれます。子どもたちはテディロビンソンと自分を重ねたり、気持ちを通わせたりしながらこの本を楽しむことでしょう。
あたたかくて、ユーモアたっぷりの楽しいお話集です。作者自身によるかわいらしいさし絵もお話にぴったりです。
(岩波書店) (YT)
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