子どもの本や 阿佐ヶ谷日記  2

東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-47-7 03-3314-3455「子どもの本や」では、子どもが心から楽しめる選り抜きの本ばかりを揃えています。

「エドワード・アーディゾーニ」のこと 時計つくりのジョニー

しばらく手に入らなかった英国の国民的人気の「エドワード・アーディソーニ」のチムのシリーズが、今年は限定復刊されています。
わたしどもが本選びの導き手にしている「子どもと本」子ども文庫の会 の最新の142号の表紙で-アーディゾーニのことタイムス誌が
報じたときのタイトルが「人生の他愛なさを表現する魅力のつきない粋」と紹介さていました。
「人生の他愛なさを表現する魅力のつきない粋」ア−ディゾーニの描く日常の一場面。ささいなたのしさと人のかかわりは、黒いペン
の線画でかかれ場面によっては水色やあかですっきりとした色付がされなんとも魅力的です。




















「時計つくりのジョニー」こぐま社

ものを作るのが大好きな男の子ジョニーは、ある日 本物の大時計を作ろうと心にきめまますが両親や先生、友達やまわりの人々は「そんなことできっとないよ」とまるであいてにしてくれません。ジョニーは、ひとつひとつ時計作りのむずかし行程をのりこえ作業を、友達のスザンナや加治屋のジョーに助けてもらいながらはげみます。・・・「時計つくりのジョニー」は比較的大きくなったお子さんにもお勧めしている作品です。一二年生に学校などで読んであげる機会もありますが皆熱心にきいてくれます。

















大人のかたにもおすすめ
「アーディソーニ若き日の自伝」
幼少期から青春の日々を描いた自伝です。ベトナムのハイフォン(ハノイ)生まれ、5歳で英国に母や妹ともどってから本が出版されるまでの半生が、さし絵入りで語られます。母方のおじいさんが船長だったこと、母が父と暮らすために英国におらず、少々怒りっぽり祖母と妹たちと暮らしたこと、寄宿制の学校でいじめられたことや、港で船員たちに船に乗せてもらったことなど描かれており どの場面のあたたかみとユーモアに富んだ挿し絵が添えられていて、100年前の英国の暮らしや日常の有様を存分に知りたのしむこともできます。 360:left]