くんちゃんのはじめてのがっこう ドロシー・マリノ
「 くんちゃんのはじめてのがっこう 」 ペンギン社
くんちゃんが学校に行く日が来ました。くんちゃんはうれしくって、道すがら「ぼく学校にいくんだよ。
きみもいく?」みつばちやこうもりにききます。
学校について、ひとりになり、教室で大きな子と一緒の授業が始まるとくんちゃんは、少し不安になります。
そしてついに、逃げ出して窓のそとから教室をのぞいています。
さて、しばらくすると先生は、「だれか、くんちゃんのくではじめるこどばをしっている?」とききます。
くんちゃんはまどのそとか、からだをのりだし 「くま、くるみ、くまんばち!}とさけびます・・・。
ドロシー・マリノの描く くんちゃんの本のシリーズは、黒い線と茶の背景の二色の色遣いで派手では
ないのですが、洗練されれいてくんちゃんの気持ちが良く伝わってきます。おはなしは、あたたかく、
よんでいると子どもたちも私たちも安心したやさしい気分になります。
作者は、子どもの気持ちがとてもよくしっている人なのでしょう。