「かいじゅうたちのいるところ」冨山房 モーリス・センダック作
映画が話題になっています。幼いころセンダックの絵本 「かいじゅうたちのいるところ」楽しんだ娘たちも公開を楽しみにしているのです。 監督スパイク・ジョーンズがどんな風にかいじゅうたちとマックスの世界を描いている のか興味もあます。
絵本「かいじゅうたちのいるところ」は、「マックスはあるばん、ぬいぐるみをきておお あばれ・・」で始まります。 そして夕ご飯抜きで自分の部屋に行くはめになったマックスは 船にのってかいじゅうたちのいることろにむかいます。
ー映画では、マックスがどうして大暴れするにいたったのか、どのように航海してかいじゅうたち のすむところにいったのか、どんなかいじゅうがいたのか、丁寧に描かれていることと思います。
絵本の方はごく短い数行のお話なのですが、モーリス・センダック描く世界の中に こどもたちはぐんぐんひきこまれ、マックスのことかいじゅうのことを自分のなかにかたちづくっていきます。
そして、自分にマックスを 重ね合てかいじゅうに出会い、かいじゅうおどりをおどりをたっぷり楽しみ、かいじゅうの王さまになり・・ そして、さいごには優しいだれかさんのところにかえりたくなります。子どもたちには細かないきさつや説明は、必要ないようです。お子さんには絵本の「かいじゅうたちのいるところ」に出会って ほしいものです。センダックほど、子どもの心がわかっている作家はいません。
センダック すごい人です。