子どもの本や 阿佐ヶ谷日記  2

東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-47-7 03-3314-3455「子どもの本や」では、子どもが心から楽しめる選り抜きの本ばかりを揃えています。

「ウォーターシップダウンのうさきたち」 評論社

『子どもの本や』1月のお便りより・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今年はうさぎ年です。子どもの本の世界でうさぎといえばまっ先に浮かぶのは、ご存知 「ピーターラビット」と「ちいさなうさこちゃん」のシリーズですね。他にも、心やさしい灰色うさぎの「グレーラビット」のシリーズや子育て上手で勇気のあるうさぎの「ふわふわしっぽと小さな金のくつ」など次々と絵本でおなじみのいろんな姿のうさぎが目に浮かんできます。




「ウォーターシップダウンのうさぎたち」上・下 リチャード・アダムス作 評論社
イギリスの丘陵地帯で繰り広げられるうさぎの冒険物語です。若いうさぎのへイルズは自分たちの村に危険がさしせまっていると知り、九ひきの仲間とともに新しい天地をめざして出発します。へイルズはリーダーとしてなやみながらも、勇気をふるい立たせ知恵をしぼって、待ちうける様々な困難をのりこえていきます。
ウサギの生態はそのままにうさぎの目線や風景や巣穴の様子などがしっかりと描かれているので、読者の私たちもいつのまにかうさぎになって野原をかけたり危険に耳をすませたりしているような気分になってしまいます。1972年に出版されたこの本ははじめは、児童書として世にでたのですが、大人の間でもおおきな話題を巻き起こし各国でベストセラーになりました。子どもにも大人にもおもしろい冒険と寓意に富んだお物語です。

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毎月一回定期的にさまざまな方に本をお送りしているのですが、福井の中学の若い男の先生がご自分のクラスの為に本をとってくださっています。今月はこの先生のところに 「ウォーターシップダウンのうさぎたち」をお送りしました。先生も生徒さんも楽しんでくれるとうれしいのですが。






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先日、TVの「お散歩」の番組が、わたくし共の店を訪れました。TVの取材は初めてではないのですが大勢のスタッフの方々やカメラが長いこと小さな店の中にいたので対応した仲間たちは緊張したようです。関東地区の放映のようです。散歩番組の主人公地井武男氏は、わたくしどもがもっていた親しみやすい気さくおじさんというイメージとはややちがい 知的で本がお好きな紳士だったそうです。                         (LL)